本日はアメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)についてメリット、デメリットをご紹介していきます。高い年会費に対してのサービスがあなたにとって必要かそうでないのかをしっかりと確認しましょう。
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アメリカン・エキスプレス・カードのスペック
基本情報
名前 | アメリカン・エキスプレス・カード |
申し込み対象 | 20歳以上で、本人に安定継続収入のある方。 |
年会費(本会員) | 13,200円(税込) |
年会費(家族会員) | 6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 0.3%~1.0%※1 |
ETCカード | 年会費無料新規発行手数料は1枚につき935円(税込) |
マイル | ANA、デルタなど15社の航空会社 |
※1以下でご紹介するメンバーシップ・リワード・プラスに登録すると還元率が高くなります。通常は0.5%程度です。
国内・海外旅行保険の補償内容
保険金の種類 | 本会員 | 家族 | |
海外旅行 | 傷害死亡・後遺障害 | 5000万円 | 1000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 | 100万円 | |
疾病治療費用 | 100万円 | 100万円 | |
賠償責任 | 3000万円 | 3000万円 | |
携行品損害 | 30万円 | 30万円 | |
救援者費用 | 200万円 | 200万円 | |
国内旅行 | 傷害死亡・後遺障害 | 5000万円 | 1000万円 |
アメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)の保険は「利用付帯」となります。つまり航空券やパッケージツアー代金をアメックスグリーンで支払うことで保険が付帯します。
保証期間は90日間となっています。
ショッピング保険
年間補償額 | 最高500万円 |
免責金額 | 1事故につき1万円 |
補償対象 | 国内・海外を問わずカードで購入したほとんどの商品に生じた破損・盗難等の損害 |
保証期間は90日間
カードスペックはざっとこんな感じになります。スペックで注目すべきところは、本会員年会費が13,200円(税込)と家族会員年会費6,600円(税込)それと海外、国内旅行保険が利用付帯という点です。
まず初めにお伝えしておきますが、この高い年会費分の特典がしっかりと使えていればアメックスグリーンを利用し続けましょう。そうでなければ初めから申し込まない、もしくは初年度年会費無料の期間だけお試ししてみることです!(ここ重要です)
アメックスグリーンカードはどのような方に向いているか!
グリーンカードはどのような方に向いているのでしょうか?実際には使っていただいてから決めるのが良いです。ネットからの申し込みですと「初年度年会費無料」となりますので1年間はお試しで使用できますのでとにかく使用してみましょう!
アメックスのカードは審査が難しいように思われますが、実際にはそんなことはなく20代でも安定収入があり、過去に支払い遅滞などがなければ問題なく発行できます。
アメックスグリーンを保有する最大の理由は以下の2点であると私は思います。
- ステータスカードを持つ。
- よく旅行へ行く。(特に海外旅行)
このどちらかに当てはまる方は保有する意味があります。逆にステータスカードに興味はないあるいは旅行にもいかない方にとっては高い年会費分の特典を享受することは難しいのではないでしょうか?
①ステータスカードを持ちたい。
昔から信用度の高いカードとして有名なアメックス、グリーンカードでも他のブランドのゴールドカード並みの特典が付帯されています。さらにカードを育てれば年会費もアップしていきますが、他のクレカにはない特典、サービスを受けることができます。
カードが上がるにつれてステータスも特典もどんどん上がりますのでステータス重視の方にはオススメのカードとなります。なお、プラチナカード以上は招待制のカードとなります。
②よく旅行に行かれる方にはオススメ特典がたくさんある。(特に海外旅行)
T&Eクレジットカードの代表格であるアメックスはトラベル関連の特典がたくさん備わっています。それらの特典を年1回でも使用できる方にとってはメリットあるカードとなります。
なお、アメックスグリーンのサービス、特典は順番にご紹介しますのでチェックしてみてください。
上記の2点は実際に1年間持ってみていただくだけでも判断ができると思います。ただ持っているだけのカードでは年会費が勿体無いのでよく検討してみましょう。
ポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」
アメリカン・エキスプレス・カードを利用すると、カード利用代金100円につき1ポイントたまります。有効期限は3年間です。ただし、一度でも交換をすれば、有効期限が無期限になります。
また「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録するとポイントの換算レートがアップしたり、通常最大3年間のポイントの有効期限が無期限になります。
(メンバーシップ・リワード・プラスは年会費3,300(税込))
ポイントの貯め方
①普段の買い物や公共料金で貯める。通常の100円につき1ポイントたまります。
②ボーナスポイントで貯める。レストランやショッピングなどボーナスポイントがたまる提携店舗があります。詳細はこちら
③「ぐるなび」のネット予約でたまる。「ぐるなび」でポイント連携設定を行い、行きたいお店をぐるなびネットで予約すると、メンバーシップ・リワードのポイントが貯まります。詳細はこちら
④知り合いの方へアメックスカードを紹介することでたまる。アメックスグリーンの場合は紹介するあなたに7,500ポイントが入り、お知り合いの方には10,000ボーナスポイント(ご入会後3か月以内にカードを合計10万円以上ご利用された場合)入ります。
ポイントの使い方
- カード利用後の代金に使う。「ポイントフリーダム」(△)
- 店舗での支払いに使う。「ポイントフリーダム」(×)
- 旅行代金に使う。(◯)
- ホテルポイントプログラムへ(×)
- マイルに交換する。(△)
使い方はこれだけではなくほんとに様々な使い方があります。こちらでは一般的な使い方及びトラベル関連についてメリット、デメリットを含めてご紹介していきます。
※使い勝手に関して独自の見解で◯△×をつけています。
詳細はこちら
①カード利用後の代金に使う
カード利用後の支払い代金としてポイントを充当することができるサービスです。一見良さそうに見えるサービスですがポイント換算レートがあまりよくありません。
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方
1ポイント=0.3円(最少使用可能ポイント:3,000ポイント)
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の方
航空会社で利用した場合;1ポイント=1.0円(最少使用可能ポイント:3,000ポイント)
ホテル・旅行代理店などの加盟店で利用した場合;1ポイント=0.8円(最少使用可能ポイント:3,000ポイント)
旅行関連以外で利用した場合;1ポイント=0.5円(最少使用可能ポイント:3,000ポイント)
「カード支払い後の代金としてポイントを使う」は、メンバーシップ・リワード・プラスに登録した上で航空会社で(航空券の購入など)利用する場合だけは還元率1%でまずまずといった感じです。他は魅力があまりありません。
②店舗での支払いに使う
こちらはアメックス提携店の対象店舗における買物時に、ポイントをその場で使える提携店の商品券に交換することができるサービスです。
提携店;「ヨドバシカメラ」「高島屋」の2つです。
ポイント換算レート;3,000ポイント=1,000円分の商品券(最少使用可能ポイント:3,000ポイント)
こちらは微妙ですね。まず提携店が2つしかない上に換算レートもよくありません。ポイントは他の使い方をしましょう。
③旅行代金に使う
対象利用先
- アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン(ウェブサイト)
- H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク(お電話)
- 日本旅行(店頭/お電話)
ポイント換算レートは?
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方
換算レート | |
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン | 1ポイント=0.4円
(最少使用可能ポイント:1,000ポイント/5ポイント単位) |
H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク | 1ポイント=0.4円
(最少使用可能ポイント:1,000ポイント/1円単位) |
日本旅行 | 1ポイント=0.4円
(最少使用可能ポイント:2,000ポイント/1円単位) |
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の方
換算レート | |
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン | 1ポイント=1.0円
(最少使用可能ポイント:1,000ポイント/5ポイント) |
H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクおよび日本旅行 | 1ポイント=0.8円
(最少使用可能ポイント:1,000ポイント/1円単位) |
旅行代金にポイントが使えるのは非常に良いですが、アメックスの場合は「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録してあり「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」で使用する場合のみ使えるといった感じです。その他はポイント還元率が良くはないです。
④ホテルポイントプログラムへ
2000 ポイント = 330 スター・ポイント
2000 ポイント = 1250 オナーズ・ポイント
ポイントだけで宿泊までとなるとなかなか大変です。それでしたらSPGアメックスなどのカードにしましょう。この場合はすでにどちらかのポイントプログラムを保持していて、少しポイントが足りない場合などに使用する形かなと思います。あまり使い勝手は良くないです。
⑤マイルに交換
- ANA
- スカンジナビア航空
- アジアマイル
- アリタリア-イタリア航空
- エティハド航空
- エミレーツ航空
- エールフランス/KLM航空
- カタール航空
- シンガポール航空
- タイ航空
- チャイナエアライン
- デルタ航空
- フィンエアー
- ブリティッシュエアウェイズ
- ヴァージンアトランティック航空
マイル交換は上記の航空会社で可能です。
2,000ポイント=1,000マイル(最少使用可能ポイント:2,000ポイント)
ANA マイレージクラブ;1,000ポイント=1,000マイル(最少使用可能ポイント:1,000ポイント)
その他の航空パートナー;1,250ポイント=1,000マイル(最少使用可能ポイント:1,000ポイント)
「ANAマイレージクラブ」へのポイント移行には、「メンバーシップ・リワード ANAコース」への参加費[5,000円+消費税、2年目以降自動更新]が別途必要となります。
「ANAマイレージクラブ」へのポイント移行の上限は、80,000マイル/年間(1月~12月)です。また、アメリカン・エキスプレスのカードを複数枚お持ちの場合、各カードからのご依頼分を合算して計算します。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録した場合のポイント換算レートがANA以外の航空会社で改悪となりました。1,000ポイント=1,000マイル→1,250ポイント=1,000マイル(2017年4月より還元率1%から0.8%に)
それでも還元率は高い方なので要チェックです!
ポイントの使い方では「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録しているかどうかで大きく変わってきます。しかし、ただでさえ高いカード年会費に3,300円上乗せするのは正直迷うところです。3年間はそのままポイントを貯めて、期限が切れる前に「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録して使用するようにしましょう!!
私的にはポイントを航空会社で使用、旅行代金に使用、マイルに交換のどれかで使うのが良いかと思います。
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旅行関係に関する特典をご紹介
空港ラウンジ (カード会員ご本人様とご同伴者1名様まで無料 )
グリーンカードと搭乗券の提示で国内外30ヶ所の空港ラウンジを、ご同伴者1名様と共に無料で利用できます。
ラウンジの確認はこちら
こちらは他社ゴールドカードなどにも付帯しているカードラウンジの特典です。
プライオリティ・パス
このプライオリティ・パスは通常クレジットカードに付帯しているラウンジ(上記のカードラウンジ)とは違いワンランク上の上級会員ラウンジを使用できたり、世界中の空港ラウンジを使用することができます。
このプライオリティ・パスは3つのランクがあり、『アメックスグリーンカード』には「スタンダード会員」が無料でついてきます。
会員プラン | 年会費 | 年間無料利用回数 | 本会員利用料金 | 同行者利用料金 |
プレステージ会員 | 399USドル | 無制限 | 無料 | 27USドル |
スタンダードプラス会員 | 249USドル | 10回 | 10回まで無料 以後27USドル | 27USドル |
スタンダード会員 | 99USドル | 0回 | 1回の利用に付き27USドル | 27USドル |
スタンダード会員は年会費の99USドルは無料となりますがラウンジ使用には27USドル必要となりますので、正直微妙なところです。プライオリティ・パスに関しては楽天プレミアムカードの方がコスパが良いです。プレステージ会員が無料でつきカード年会費も1万円(税別)なので。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行の際、出発時に自宅から空港まで、帰国時に空港から自宅まで、カード会員1名様につきスーツケース1個を無料で配送してくれます。これは非常に嬉しいサービスですね。荷物はできるだけ少なくした方が動きやすいので利用したいサービスです。
対象空港:成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港
エアポート送迎サービス
海外旅行の出発・帰国時に、提携タクシー会社のチャーター車で利用可能地域内の指定場所と空港との間を格安の定額料金にて送迎してくれるサービスです。
対象空港:成田国際空港、羽田空港(国際線利用のみ)、関西国際空港、中部国際空港
対象地域周辺にお住いの方には良いサービスですが、限られた方だけの特典となります。
空港パーキング
空港からのアクセスが良好な場所で旅行中の車を駐車でき、さらにカード会員専用の割引・優待特典もあります。
対象空港:成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、福岡空港
例;成田空港周辺
サンパーキング成田店
- 通常駐車料金より40%オフ
- 機械水洗い洗車が無料
無料ポーターサービス
専任スタッフが荷物を運んでくれるサービスです。出発時は空港の駅改札付近の指定場所やバス停からチェックインカウンターまで、帰国時は到着ロビーから駅改札付近の指定場所やバス停まで運んでくれます。
対象空港:成田国際空港(第1ターミナル、第2ターミナル)、関西国際空港
※成田空港第3ターミナルをご利用の方は対象外です。
空港クロークサービス
乗継便の待ち時間などに、対象空港内の手荷物預かり所にてカード会員1名様につき荷物を2個まで無料で預かってくれます。
対象空港:中部国際空港
エアポート・ミール(国内線のみ)
羽田/伊丹空港内の対象飲食店にて搭乗当日に利用できるエアポート・ミール・クーポン(1,000円相当分)をもらえます。ただし、搭乗日の1週間前までにH.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクにてご購入された羽田、伊丹発国内線航空券が対象です。
海外旅行先での日本語サポート
レストランの予約をはじめ、医療機関の紹介など緊急時の支援まで、世界中のほとんどの国から、24時間通話料無料またはコレクトコールでご連絡いただけます。海外旅行は何があるかわかりません。万が一に備え日本語でサポートしてくれる連絡先があれば安心ですね。
アメリカン・エキスプレス・セレクト
ショッピング、旅行、食事など、国内外の優待・特典を受けることができる特典です。特にホテルの宿泊代金は結構割引になるものがありますのでチェックしてみてください。
その他
- コットンクラブで会員限定の特典
- 新国立劇場でカード会員専用の先行購入など様々な特典があります。
- チケット・アクセスではe+(イープラス)との提携により、アメリカン・エキスプレスのカード会員限定で、様々なエンターテインメントのチケットを先行販売
など多くの特典があります。
カードのセキュリティ
- 不正プロテクション
- カード緊急再発行
- 本人認証サービス「American Express SafeKey」
- オンライン・プロテクション
ショッピング・プロテクション
「カードスペック」のところでも記載したようにアメックスで購入したものにはショッピング保険が付帯しています。
国内、海外を問わずアメリカン・エキスプレスのカードでお求めのほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を購入日から90日間、1名様年間最高500万円まで補償してくれます。
リターン・プロテクション
アメリカン・エキスプレスのカードで購入した商品の返品を、万一購入店が受け付けない場合にはアメックスへ連絡。
購入日から90日以内なら、アメリカン・エキスプレスにご返却いただくことにより、購入金額をカード会員様の会員口座に払い戻しいたします。
- 1商品につき最高3万円まで
- 年間最高15万円が上限
デメリット
デメリットはVISAやマスターに比べて加盟店が少ないも上がりますが、何と言っても高額な年会費でしょう!!
まとめ
ステータスカードを持ちたいという方は、アメックスのカードは申し分ないクレカですのでぜひ保有しましょう。今回ご紹介した「グリーンカード」ではなく「アメックスゴールドカード」から申し込んでも良いと思います。(年会費はさらに上がって31,900円(税込)です)
そしてトラベル関連の特典はとても充実しています。これらの特典を使うかどうかでもカード保有の有無が決まると思いますので、年会費無料期間などを利用してよーく検討してみましょう。
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