三井住友VISAカードはたくさんの種類があります。今回はメリット、デメリットを比較しながら三井住友VISAのどこが他のクレカに比べて凄いのかをご紹介していきたいと思います。旅行好きな方、マイルを貯めている方にとっても有益な情報をご紹介しますのでチェックしてみてください。
Contents
三井住友VISAクラシックカード基本スペック
三井住友VISAカードの中でも最もスタンダードなカード「三井住友VISAクラシックカード」の基本スペックを確認してみましょう。これをもとに他のカードと比較していきます。
名前 | 三井住友VISAクラシックカード |
申し込み対象 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
年会費(本会員) | 1,375円(税込)、初年度年会費無料(条件付きで翌年以降も無料可) |
年会費(家族会員) | 440円(税込)、初年度年会費無料 |
カードフェイス | |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5%(1000円につき1ポイント) |
ETCカード | 初年度無料、500円+税(年1回以上利用があれば翌年以降も無料) |
電子マネー | iD、WAON、PiTaPa、Visa payWave |
Apple Pay | ◯ |
マイル | ANA、シンガポール航空、アリタリア |
カードスペックは上記の通り至って普通といった感じです。注目すべきポイントは「条件付きだが年会費を無料にできる」、国際ブランドが「Visa、Mastercard」なので世界中で利用可能であること。さらにポイントからマイル移行先に「ANA、シンガポール航空、アリタリア航空」があること。クレカで貯めたポイントを現金化できることの4点です!のちに詳しくご紹介します。
旅行傷害保険、各種保険(三井住友VISAクラシックカード)
海外旅行傷害保険(利用付帯)
保険金の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 50万円 |
疾病治療費用 | 50万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 | 15万円[自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) |
救援者費用 | 100万円 |
ショッピング補償
年間100万円までの買物安心保険(海外での利用および国内でのリボ払い・分割払い(3回以上)の利用のみ対象。)
保険内容はこれ1枚では到底カバーできない内容です。サブのサブといった感じです。年会費無料で手厚い補償のカードは以下を参照
三井住友VISAカードのメリット
私が考える「三井住友VISAカード」の最大のメリットは以下の4点です。
- 条件付きだが年会費を無料にできる
- 国際ブランドが「Visa、Mastercard」
- ポイントからマイル移行先に「ANA、シンガポール航空、アリタリア航空」がある
- 貯めたポイントを換金できる
年会費をずっと無料にする方法
三井住友VISAカードは条件をクリアすれば一般カードは年会費無料にゴールドカードだって割引にすることができます。その方法は・・・
マイ・ペイすリボへの登録+年1回以上の利用
マイ・ペイすリボ!?要はリボ払いにするということです。でもリボ払いってなんか怖いイメージですよね?
確かにリボ払いの仕組みを知ることは必要です。ただ今回のは「マイ・ペイすリボ」に登録はしますが、設定の仕方のよって普通の支払いと同じように使用することができるのです。
その方法は毎月のリボ払いの設定金額をカード利用限度額の金額に設定するのです。
例;カード利用限度額が50万円の場合
「マイ・ペイすリボ」設定金額は、最低支払い金額の5,000円から(三井住友プラチナカード・ゴールドカード・プライムゴールドカードは1万円から)設定できます。この設定金額を50万円に設定すればリボ払いの設定だけど普通払いと同じように使用できるのです。手数料はかかりません。この設定+年1回以上のカード利用で年会費が無料になるのでぜひ活用しましょう。
ちなみにゴールドカードは「マイ・ペイすリボへの登録+利用」と「WEB明細書サービス利用」を併用することで年会費の割引となります。
国際ブランドがVisa、Mastercard
世界中の国と地域で支払いの時にほぼ全てに使えるクレカが「国際ブランドのクレジットカード」です。
中でもVISAとマスターカードは特に世界中を網羅しています。
もちろんアメックス、ダイナースクラブ、JCBなどもほとんどの国で使用できますが、上記2ブランドと比べるとまだまだなところもあります。
Visaとマスターカードがなぜ最も世界中で使われているのかと言いますと、その理由の一つに手数料が安いからということが言えます。
【各カードの手数料】
・VISA・Master 2~3%
・JCB 3~4%
・ダイナースクラブ 4~5%
・アメックス 5%以上
各店舗はカード会社に手数料を払わなくてはいけません。VISA・Masterは手数料が安いので多くの国や地域、店舗で使われているのだと思います。
ポイントからマイル移行先に「ANA、シンガポール航空、アリタリア航空」
三井住友VISAカードのポイントのマイル交換先には「ANA、シンガポール航空、アリタリア航空」があります。ANAへの交換は多くのクレカのポイント交換先としてありますが、シンガポール航空、アリタリア航空はあまりありません。特にシンガポール航空は乗る機会も多い航空会社ではないかと思います。さらにANAマイルはより多くのマイルを貯めることが可能なんです。
たくさんのANAマイルを貯めるための方法
こちらの方法でも重要となるのは「マイ・ペイすリボ」です。マイ・ペイすリボの特徴は以下の3点あります。
- 自分のペースで毎月の支払額を自由に増額または減額できる
- 「マイ・ペイすリボ」の手数料が発生することにより獲得できるポイントが2倍
- 年会費が無料や割引に
先ほどの年会費の説明では、マイ・ペイすリボの設定金額を限度額一杯にすることで、金利がかからず普通の支払いと同じように使用ができて年会費が無料、割引になるとのことでした。
しかし、ANAマイルを貯めるためには2つの工夫が必要なのです。一つ目の工夫は上記の『「マイ・ペイすリボ」の手数料が発生することにより獲得できるポイントが2倍』になるということが重要です。なんと1円でも手数料が発生すればポイントが2倍になるのです。2つ目は後述
具体的な方法は以下をご覧ください!
①カード申し込み時(後からでも可能)にマイ・ペイすリボに登録する。登録の際の設定金額(毎月の支払い金額)は5,000円もしくは1万円以上1万円単位で設定できるので、適当な数字で登録します。私は1万円で設定してあります。
②日々の買い物などを通常通りにカード払いする。
③ここからが重要で1ヶ月分の支払額が確定すると以下のように表示されます。
この月の決済額は38,737円です。しかし私の場合リボ払いの設定額が10,000円となっているため「支払い合計金額は10,026円」っとなっています。26円は先月分の手数料です。この手数料を発生させることでポイントが2倍となるのです。(※画像はANA VISAゴールドのものです)
このままですと28,737円は翌月分に回されますので「マイ・ペイすリボ支払額の変更」をしましょう。マイ・ペイすリボ請求額の確認から
マイ・ペイすリボ支払い金額変更と進んでいき
増額を申し込むを選択しましょう。
ここで重要なのは「一部追加して支払う」です。もう片方の「すべてを支払う」を選択してしまうと、一括払いと同じで手数料が発生しません。なので「一部追加して支払う」を選択しかつ1000円以下で構わないので少額残すようにしましょう。これで手数料が発生するためポイント2倍となります。
この時私は26,000円増額したため、2737円残り手数料が発生しました。実際はもっと少額でも構いません。
以上が一連の流れとなります。これを毎月繰り返すのは少々めんどくさいですがこれをすることで・・・
- 年会費が無料、割引になる
- 獲得できるポイントが2倍になる
と美味しいことばかりなのでぜひやってみましょう!
ANAマイルに交換する際の2つ目の工夫は「ソラチカルート」を使うことです。ワールドプレゼントポイントは・・・
- 直接ANAマイルにすると1ポイント=3マイル
- PeX経由だと1ポイント=50PeX=4.5マイル
上記のように「Pex」→「東京メトロ(ソラチカカード)」→「ANAマイル」の方がお得なのです。
シンガポール航空、アリタリア航空のマイルがたまる
三井住友カードのポイント、ワールドプレゼントには「シンガポール航空」や「アリタリア航空」のマイルに交換ができます。これらの航空会社のマイルに交換できるクレカは少ないので貴重です。
ワールドプレゼント1ポイント=クリスフライヤー3マイル(シンガポール航空){100ポイント以上100ポイント単位}
また「Pex」から三井住友カードのルートで上記の航空会社のマイルにも交換できるため、ポイントサイトで貯めたポイントも交換可能なのです。シンガポール航空を例に見てみましょう。アリタリア航空へのマイル交換も同様です。
ポイントサイトで貯めた10000ポイントは6000マイルに交換できます。ANAマイルよりはレートが落ちますがまずまずといったところでしょう。
貯めたポイントを換金できる
三井住友カードで貯めたポイントは先ほど出てきた「Pex」に交換することができます。そして「Pex」から換金が可能なのです。クレカのポイントから換金できるのは少ないですからメリットとなります。
たくさんの三井住友VISAカードの中からどれを選べば良いのか
三井住友VISAカードはとにかく種類がたくさんあります。
三井住友VISAカードの種類
- 三井住友VISAクラシックカード
- 三井住友VISAクラシックカードA
- 三井住友VISAデビュープラスカード
- 三井住友VISAアミティエカード
- 三井住友VISA RevoStyle(リボスタイル)
- 三井住友VISAエグゼクティブカード
- 三井住友VISAプライムゴールドカード
- 三井住友VISAゴールドカード
- 三井住友VISAプラチナカード
この中から私が思う三井住友VISAカードの4つのメリットを満たしているのは・・・
三井住友VISAカードの4つのメリット
- 条件付きだが年会費を無料にできる
- 国際ブランドが「Visa、Mastercard」
- ポイントからマイル移行先に「ANA、シンガポール航空、アリタリア航空」がある
- 貯めたポイントを換金できる
この条件を満たすのは以下の5つです。
- 三井住友VISAクラシックカード
- 三井住友VISAクラシックカードA
- 三井住友VISAデビュープラスカード(VISAのみ)
- 三井住友VISAアミティエカード
- 三井住友VISA RevoStyle(リボスタイル)(VISAのみ)
さらにこの中で最もポイント還元率が良いものは以下の2つです。
- 三井住友VISAデビュープラスカード(VISAのみ)満18~25歳(学生カードあり)
- 三井住友VISA RevoStyle(リボスタイル)(VISAのみ)満18歳以上
「三井住友VISAデビュープラスカード」、「三井住友VISA RevoStyle(リボスタイル)」は知らない方も多いかもしれません。国債ブランドはVISAのみです。
三井住友VISAデビュープラスカード
「三井住友VISAデビュープラスカード」は基本ポイントが2倍の還元率でお得ですが満18~25歳までの方のクレカとなります。マイペイすリボとのとの併用で最大1.5%~1.65%還元率となります。
三井住友VISA RevoStyle(リボスタイル)
「三井住友VISA RevoStyle(リボスタイル)」はリボ払い専用のクレカです。三井住友VISAカードのなかで唯一年会費が初めから無料なのも特徴です。このクレカのメリットは先ほどたくさんご紹介した「マイ・ペイすリボ」で手数料を発生させてポイント2倍という件ですが、この「三井住友VISAエブリプラス」ではなんと3倍たまるのです!!還元率は最大の1.5%~1.65%となります。
総合的に考えると「三井住友VISAデビュープラスカード」は25歳までのカードなので選ぶのであれば「三井住友VISA RevoStyle(リボスタイル)」の一択であると思います。もちろんゴールドカードやプラチナカードにはさらなるメリットがありますのであくまでも年会費無料という条件の中です。
三井住友VISAカードのデメリット
デメリットは以下の3点です
- ちょっとめんどくさい「マイ・ペイすリボ」の設定、利用をして初めて還元率1%以上や年会費無料、割引となる
- ポイントには有効期限がある
- 付帯する保険の内容はちょっと弱い
まとめ
今回は「三井住友VISAカード最大のメリットについて」のご紹介でした。旅行関係、特にマイルに関しては非常にメリットがあるクレカなのでぜひ発行を検討してみてください。年会費無料であれば1枚持っていて損はないカードです。
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